世界初「カーボン製パラバドミントン車いす」開発進む

世界初「カーボン製パラバドミントン車いす」開発進む

20%以上の軽量化、日本代表が試乗

株式会社松永製作所は、6月12日、最新型で世界初となる「カーボン製パラバドミントン車いす」の研究開発における試作機が完成し実践での評価を行うと発表した。

前後に小刻みなダッシュ&ゴーが必要となる車いすバドミントンでは、腕や手首への負担軽減のために車いすの軽量化が強く求められてきた。

同車いすではフレーム全体にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を使用、強度を確保したまま従来のアルミ製フレームに比べて20%以上の軽量化を図る。

今後は日本障がい者バドミントン連盟に所属する強化指定選手らが試乗して実践における評価を行い、改善を試みていくことでより優れた車いすの完成を目指す。

選手個別のセッティングにも対応

また、同車いすでは工法上の課題も乗り越え、座幅や座面高などを変更して選手個別のセッティングに対応できるフレームを作ることが可能に。シートの安全性も向上させ、姿勢保持をしやすくすること、摩擦を減らして褥瘡を防止することにも配慮。

開発は世界最強の車いすを作ることを目的に結成された、東レ・カーボンマジックなどの企業とのコンソーシアムにて進められる。

東京都中小企業振興公社による『平成29年度次世代イノベーション創出プロジェクト2020助成事業』における「世界で勝ち抜くパラバドミントン車いすの開発」にも採択された。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社松永製作所 プレスリリース
https://kyodonewsprwire.jp/release/201906047162

株式会社松永製作所
http://www.matsunaga-w.co.jp/

記事に対するコメント

コメントはまだありません。

コメントを投稿する

※最大500文字です。

 

関連記事

選手別

バドミントンナビへようこそ!
レビューを投稿して商品券をゲットしませんか?

新規会員登録